sleeping beauty

同じ住宅のおねぇちゃんが車からひょっこりと顔を出して、「事故るなよー。」と微笑みながら言ってきた。
適当に相槌を打ち、俺は自転車のペダルを思い切り踏み、学校へと飛ばして行った。
学校は相変わらずだった。つまらない。そんな言葉しか浮かばない。
そしてまた、朝のSHR、休み時間、四時間目の日本史、六時間目の英語は涼宮ハルヒの憂鬱を読んでいた。
そう、会う度にハードカバーのSF小説を読んでいる女の子の如く。*1
六時間目の英語が終わると共に、あとがきまで全て読み終わった。
なかなか面白かった、―――――いや、なかなかでは妥当では無いか。
とても面白かった、が、この場合は妥当だと思う。

*1:詳しくは、この本を読めば分かります。