これはあっているのだろうか

父親が教えてくれたこと。

生物は、とある環境の中に居るとその環境の中に思考、行動、欲求をパターン化させる能力がある。
人間には、その能力が秀でているが、単一を嫌い、違うパターンを求めるのが特徴である。比較して犬や猫などの他の生物は、その能力はあるものも単一を嫌わず、また真髄を発揮するまでには至らない。
単一を嫌わない生物は「こうすれば、こうなる」「ここは、こうする」「あれなら、こう」という思考パターンしか持たず、常に単純的なことしか行わない。
単一を嫌う生物は、「これだから、こうじゃないのか」「ここは、こうじゃないのか」「あれなら、こうやるのではないだろうか」等と、別の生物と違う思考を持ちたがり、常に複雑な動きをしている。
例えば人間に例えて、単純なことをやってきたAさん、単一を嫌うBさんがいるとする。
ただし、2人とも同期で、高校は卒業している。大学には行っておらず、それぞれアルバイトをしていた。
Aさんは、第二次産業系。Bさんはアルバイトの経験豊富で、第三次産業系に従属していたものとしよう。
その人たちを採用したとしよう。すると、同期のはずなのに、会社からの扱いは凄い変化が起きる。
普通、同期で入って、仕事をしていれば、給料はそれなりにもらえる。もちろん、昇進や昇給の可能性もある。
しかし、単純なことをやって育ってきたAさんは、なにを教えてもできず、結局、"単純なこと"しかできない。
それを知った会社側としても、採っていても意味が無いので、全然昇給も昇進もせず、どうでもいい、単純な仕事しかさせない。
第三次産業で経験豊富なBさんは、お客にも事務にも内務にも"臨機応変に対応すること"ができる。うまく行けば、昇進だってするし、昇給だってする。
つまり、人間って言うのは、何やってきたかに決まるんだ。今まで、何百人と見てきたけど、それは特にアルバイトによって決まったに違いない。
Aさんのように、第二次産業で、物を運んだり、なんなりするか。Bさんのように第三次産業で、お客にクレームを言われたり、喜ばせたり、いろんな事を経験していると、今の社会の第三次産業である70%以上は成功する。もちろん経験豊富でなくとも、ひとつの事を幾年も続けても、第三次産業に従属していたから変わりは無い。
けど、第二次産業にも良い事はあるんだ。それはアルバイトをしただけの狭き門であって、そこの会社に就職すれば、もっとも良いのだ。そういうことしてきた人にはそれしかできないのだから。
お前はどっちを取るんだ。

ちょっと、要約しすぎたけど、こんなことを話していた。
コレを聞いて、もちろん第三次産業にいきます。と思った。
しかし随分とストレートな考えをお持ちですね。父親だから、信じます。
実際はそうでもないのかもしれないけどれど。どうなのでしょう、今の世の中。