黒歴史の曝露

  • ばったり

所謂モトカノという他人と邂逅すると非常に気拙い。
ちょうど、1年前のことだったと思う。
「あたしとアニメの女の子、どっちを取るの」
冷たく言った彼女は、冷たい雫を顔に滴れさせていたと、海馬体の中に今もトマソンのように残っている。
元は、"しまいま"というものをやってしまい、「二次元はこんなに素晴らしい物なのか」と思ったことから始まった。
しかし、徐々に茹で卵の殻を剥いた時のようにボロボロと剥がれてゆく、別の顔。
最終的にはそういう結果となってしまい、絶望への架橋が出来た後、"ヤケ二次元"になった。
しかし、こっちのような世界に来てから自分は輝いているかもしれない。寧ろ、前の自分よりは今の自分のほうが好きだ。